『万年筆談義』シリーズ


読者の声(その5)

※元マツダデザイナーの中島美樹夫さんからいただきましたノートのページ画像です。インクの色、イラスト、ノート紙面の作り方など、とても参考になりました。ノートは萬年筆くらぶのオリジナルノートです。


読者の声(その4)

※途中まで読んだとき思ったのです。自分は未だこの3人の足下にも及ばない。だから、自分が人生の階梯をのぼったとき、ひと項目ずつ読んでいくことにしようと。そして、いつか読み終えたときに、自分も「何か」を残してゆけたらいいなと。

 しかし、いつ読み終われるでしょう。

 それにしても、本当にいい本を手に入れたものだなと思っているのです。


読者の声(その3)

※書籍からは、私の人生では経験したことのない幸せが透けて見えます。イタリア娘の乳房ほど柔らかいアウロラ88、モンブラン139や256など存在すら知らない万年筆、アメ横の万年筆店舗から長野県松本のエピゾード、森山さんと長原さんのエピゾードなど、「こんなに面白いことがあるんだ」と自分の無知に気づきました。

※内容は「殿戦」ではなく、万年筆文化ルネッサンスへの緒戦ではないかと思いました。

※コロナの影響で在宅勤務も始まり、時間に余裕ができまして『万年筆談義』を読み返すことが増えました。読み返すのは、ほにゃらか人生談義の「シェーファーライフタイム」の神津さんとの出会いです。「情熱があるか。一生をかけて取り組む課題と気力があるか。実現するだけの能力を身につけてきたか」と自分に問いかけております。するとエネルギーが湧いてきます。文章に込められた熱量が伝わってくるのだと思います。

※ちびちびとお酒を味わうように読み進めております。どこから開いても、きゅっと宝物が詰まっているような本で長く楽しめそうです。


※古山先生はユーモアたっぷりで、自分の仕事(芸術)に対しては厳しい。その生き方を尊敬してしまいます。

※装丁も、その色合いも、表紙の絵も、裏表紙はカラーで...。どれ一つとっても実に味わい深く、一見してすぐに「あ、これは長年手元に置いてあるだけで嬉しくて満足なやつだ」と思いました。

※まえがきを拝読いたしましたところ、ワクワクして何とも言えない気持ちになりました。また御本の装丁も、無駄を削ぎ落とした、シンプルでいて、柔らかい色使いの、懐かしさを呼び起こす造りですね。パラフィン紙のカバーを付けて、常に鞄に入れて持ち歩きたくなりました。

※対談からして衝撃といいますか、さまざまなことを考えました。何と表現したらよいか、そう、生きざまに圧倒されている、という感じです。


読者の声(その2)

※『万年筆談義』の三人のトークが楽しかった。古山さんの文章はいつも面白い。今の万年筆界は三人の遊びの努力が創ったのですね。三人の役割、皆、その役割を遊びながら見事に果たしましたね。これが仕事なら決して出来ない事です。小さな一冊ですが、その重みはかなりのものです。談義シリーズ、次の一冊、一体何を企んでいるのかなァ。

※森さん、古山さん、中谷さんの3人が知り合ったのが40歳の頃と、あとがきにありました。私もいまから出会う人が、自分の新しい世界の扉を開いてくれる人だといいなあと思いました。良い本を出版していただき、ありがとうございます。

※考えてみると、中谷でべそさんがこれほど多くの万年筆について書かれているのを拝見するのは初めてと思います。一本一本の万年筆に対する思いと愛情を時にはユーモアを交え、時には自分の姿に照らし合わせながら語られているのを見て、でべそさんの人となりをより深く理解したようい思います。

※全編を通じて「万年筆」と「人」と「時」という三つの素材が織りなす物語にぐいぐいと引き込まれました。三人の方に共通するのは情熱で、その情熱を20年以上持ち続けることのすごさに敬服します。本当に奇跡だと思います。

※大変な作業の結集、本当にお疲れ様でした。万年筆無知のこの私も、入門とまではいかないものの、その深さにこだわり続ける皆様のお気持ちを拝察出来ます。

※『万年筆談義』、届いた日からもう何度も読み返しております。文章を通して中谷さん、古山さんのペンに纏わる物語に触れたことで、日々何気なく使っている私のペン達もそれぞれ理由があって(購入したり譲り受けたりして)私の下にやって来たものであり、入手した時にはその一本一本が特別なものだった、ということを思い出しました。以来、私にはどのペンも輝いて見えています。


読者の声(その1)

  • ※「まえがき」「対談」と読み進め、お三方の万年筆界に果たされた貢献、古山さんの「責任」の言葉が深く心に届きました。私の果たせる責任とは何だろうかと考えています。
  • ※表紙の古山画伯のイラストを見て「うっとり」。裏表紙のインク瓶のイラストを見て再び「ステキ」と、すっかりやられてしまいました。
  • ※気心知れたオヤジ達(失礼)が万年筆を肴にワイワイ言いながら語られるエピソードや登場する時代の雰囲気に(私もほぼ同じ年代なので)時間を忘れて一気読みしてしまいました。
  • ※あの何とも言い難い夢の中にいたような、万年筆とのワクワクした時間を思い出させていただきました。
  • ※『万年筆談義』、素晴らしい出来ですね。殿戦(このコトバ、難しいですけど)の「三勇士」あるいは「三銃士」、それぞれの個性がよくわかりました。中谷さんの「インクが落ちる...」という書き味の表現、好きです。

※一緒に談義の場にいるような不思議な感覚です。『4本のヘミングウェイ』を何遍も読み直しているので、ほぼ全てが自然に繋がるのです。とにかく楽しく面白いです。

※中谷さんの文章は、しみじみとした気分にさせてくれます。私自身がこの本を楽しんで読んでいます。良い本を作られましたね。こういう本が世に出て本当に嬉しいです。

※パリのカフェで『万年筆談義』を読みました。最高に幸せな時間でした。

※このまま時が止まってほしい。いい時代を過ごしてきたなあとつくづく思いました。

※『万年筆談義』を楽しく愉快に拝読いたしました。なかでも「中谷でべそのほにゃらか人生談義」と「中谷でべそのほにゃらか万年筆談義」に心をひかれました。文章なのに語りかけられているような印象を受けました。身の丈の日常(失礼)が、わかり易い文章で平易な言葉でつづられていると思いました。その中で語られている日常は、満ち足りた生活、足ることを知る人の豊かな生活でした。私も満ち足りた思いになれました。


                                      編集長の思い


   ◆万年筆の魅力を文章にすること
   ◆万年筆のある生活を文章にすること。
   ◆万年筆に夢中になっている自分を文章にすること。

 これらのことは可能なことなのか。
 そして、このような文章を読んで、読者は何を感じるだろうか。
 『万年筆談義』は一つの試みです。いろいろなスタイルの「談義」があっていいと思います。それらを考えながら、今後、『万年筆談義』シリーズを作っていけたらいいなあと思っています。